実に淡々とストーリーは紡がれていく。
好き嫌いははっきり別れる映画だと思う。
時折、くすっと笑えるエッセンスと、
なだらかなストーリー展開が好きなひとなら。。。楽しめるだろう。
逆に、何かすごく事件が起きたりとか、
映画に明確な展開を求めるひとには向かないかもしれない。
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ここからは思いっきりネタばれなので。。。
これから映画見るひとは映画見たあとみてみてください。
モーリーがミシンを見つけて、
一生懸命スカート縫うシーンと・・・
同時に同じくらい懸命に心地よさそうにピアノを
弾いているシーンが呼応していて小気味良かった。
すぐに泣いてちょっと頼りない雰囲気のモーリーだけど、
ピアノを弾いているときは天才だ。
繊細さは、天才の持つナイーブな部分の片鱗と思えば
あんなすごい演奏をするのもうなずける
でも、豊かすぎる感受性は、普通の生活を送るには、
辛すぎるのかもしれない。と思った。
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弾き終わったあと、レイに
「なんでスカートはいてるの?」って言われたときに
当然の如く
「はきたかったから」
と、
「欲求に理由を求めるのは無意味だ」と言い放ったひとこと。
・・・が、よかったな。
しかも、そこで、ばあちゃん(もたいまさこ)は
「そうそう。」とでも言わんばかりに、
ちょっとだけ、嬉しそうな顔をする。
まるでその言葉がわかってるみたいに。。。
・・・いいシーンでした。
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あれだけずっと画面にでずっぱりなのに、
セリフがひとことしかなくて、
それ以外は、表情と醸し出す雰囲気とで存在感を放っている
もたいまさこは、すごいと思った。
いろんなシーンから、
むしろ言葉が通じなくても通じるものはあるよなって
素直にそう。思えた。
ところで、くすっと笑えたのは、
レイがリサに
「誤解しないでくれ!リサ、俺は毎日同じ服じゃなくて、
同じ服を7着持ってるんだ。だから俺は臭くない!」
って弁解してたとこ。(笑)
同じ服7着だなんて。制服でもありえないよって思った(苦笑)
服好きの私には無理だな。んなことされたら拷問だわ。(笑)
あとちょいちょいでてくる
3000ドル・・・(笑)
プラモにDNA検査にトイレに修理代に火災保険・・・
それらを見比べるレイが面白かった!
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モーリーのピアノのコンクールで
モーリーがパニクッてるところでかけたばあちゃんの一言
「モーリー。COOL」は、
(いや、ばあちゃんあなたのがクールだわよっ。)
って心ん中で思いました。
私はコンクールの曲より、ふつうに流れてた曲が好き。
調べたらどうやらこの曲のようだ▼
Etude de Concert no.3 in D-flat Major “Un Sospiro”
最後に。。。やっぱり
映画で出てくるギョーザがとてもおいしそうで。。。
昨日の我が家のメニューがギョーザになったのは言うまでもありません。(笑)
公式HPはコチラ⇒「
トイレット」
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