
喫茶静香。・・・京都で二番目に古い喫茶店だとか・・・。先斗町の芸子・静香さんが昭和12年に始めたお店を、昭和13年に、おかみさんのご両親が引き継いだそう。外観、渋いながらも粋な風情。

店内、レトロで、私好みな雰囲気。ボックスシートの感じが、昔の電車の椅子みたい。・・・
傍らに、お気に入りの本でもあれば、一瞬でタイムスリップできそうです。
私が行った時、外にロケバスみたいなのが止まってて、撮影?とか思ってたら、案の定、「静香」を映画のワンシーンで貸し切りで使っていたそうで、撮影後も、何名か、スタッフが、トイレを借りにきていたので、最初私のこと、お客さんでなく、スタイリストさんか何かと思ったそうです。(笑)

「東京から旅行でこちらにきたんですよ。私、こういう古き良き喫茶店が好きなんです」と伝えると、オーナーさんは、とても嬉しそうに、「まぁ。まぁ。よう遠くからきはりました。ゆっくりしてって下さいね」と優しく声をかけて下さいました。そして、「これ、どうぞ~♪」とショップカードを下さいました。ショップカードと共に、コーヒーをパチリ☆撮影後最初の客なので、店内はだれ~もいません。(笑)
まるで貸し切りみたいですごく優雅な気分に浸れました。

旅の記念にと、だれ~もいない店内を一人占めして写真を撮らせてもらいました。ありがとうございます。「COFFEE SHIZUKA」の絵が、レトロでなんともかわいかったです。

私が座った席からエントランスの方をみると、光に満ち溢れていて、とても綺麗でした。。。一人じゃなく友達と一緒だったら、入ってすぐのこの席に座ってみたかった。。。。。▼MOREへ続く

入ってすぐのスペースは、ちょっぴりこじんまりながらも、なんともCUTEなムードで、・・・・・
明るい日差しが降り注ぐ中、誰かとお喋りをしながら、まったりするには、きっと最適だろうなぁ・・・と一人でにんまりと妄想に耽ってました。

誰かが入ってくると、「カランカラ~ン」と鳴ります。途中、若き俳優さんたちが、ロケバスから、トイレを借りに何人か店内に戻ってきてました。
映画、京都のシアターでしか見れないものみたいなので、残念。
ここがどんな風に写されているか、興味津津なんですけどねぇ・・・・・。

先代から、大事に受け継がれていると思われる、コーヒーミルたち。・・・・威厳あるその風格に、思わず目を奪われます。きっと何十年も、この場所を見続けてきたに違いない。
そう思うと、なんだか感慨深かったです。
喫茶静香は、グリーンがキーワード?
ダークグリーンが随所にあしらわれ、それと落ち着いたオークブラウンが、見事にマッチして、癒しなムードを醸してました。
カウンターも美しく落ち着いたグリーンが配されています。▼

それから、トイレが奥にあったのですけど、そのトイレの脇には、ちいさな裏庭があって!なんとも微笑ましい光景。小便小僧がいます。ちょっぴし、ヨーロッパ調?でかわいい。

しかし、この裏庭。昭和12年からあったなら、ホントすごい!その時代に、これを作っちゃうとは!
芸子・静香さんは、きっと、モダンがお好きな方だったんでしょうね。

奥から店内をパチリ☆すごくくつろげる素敵な空間でした。
珈琲もおいしくて、リーズナブル!(確か?350円)だし、お店のひとは、気さくで優しいし。
オーナーさんに、次の目的地へのバスの行き方などを教えてもらって、私は店を後にしたのでした。

看板も素敵!
喫茶 静香
京都市上京区今出川通千本西入ル南側
075-461-5323
7:00~19:00/第2・4日休