・・・・・眼前の景色に思わずはっと息を飲み立ち止まる。
・・・・・見ていると、まるで絵の中に吸い込まれていきそうな・・・・・不思議な感覚で満ちていく。
・・・・・時折うなじをすり抜けていくひんやりした風の感触に秋の気配を感じながら、・・・・・
私たちは、しばし、ただ、ただ・・・その場に立ちつくしていた。
上記の写真でいうと、この左側の通路の窓から覗いた光景なのであるが、別方向から見ると、
なんてことはない窓に見える。角度によって、全く別の顔を持ち、いろんな表情が楽しめる庭だ。
私は、枯山水の庭は、結構好き。他に枯山水の庭というと、竜安寺とかも訪れたことがあったなぁと思いだす。・・・・・ぼんやりと物思いに更けるにはもってこいの場所だと思う。
○△□乃庭、←冗談かと思いましたが、本当にこうい名称なんです。(笑)
「単純な三つの図形は宇宙の根源的形態を示し、禅宗の四大思想(地水火風)を
地(□)水(○)火(△)で象徴したものと言われる」だそうです。
物思いに耽る友人をパチリ。庭をぼんやり眺めてるだけで、なんだか心洗われる思いでした。
紅葉の時期に来たら、木々が、燃えるような赤で艶やな表情を魅せてくれることでしょう。
・・・それもまた、美しいでしょうね。
上記の写真のお庭は、「潮音庭」
この中央に据えられた3つの石が、
四方のどこから見ても正面に見えるよう計算された枯山水の庭。
ところで、どこかのwebに載ってましたが、どうやら、ここは、あの「伊右衛門」のロケ地でもあったそうですね。風情たっぷりのお庭でした。とても静かで、修学旅行生もいなかったので、また京都でゆったりしたい時には、この地を訪れたいなぁと思う私でした。