東京新国立美術館のオルセー美術館展に行ってきました。同時開催の「マン・レイ展」もみたかったけど、子供の頃に見た「アンリ・ルソー」の絵と、ゴッホの「星降る夜」がきになってたので、こちらを優先しました。・・・が、美術館入ってすぐいきなり長蛇の列。
まるで3年前のレオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」見にいった時並みに混んでるね~と
友達と顔を見合わせながら列の最後尾につく。(彼女と一緒に行ったワケではないけど、
偶然にも、お互い、その展示は見にいっていた)
・・・・・さてさて、オルセー美術館展、印象派のモネや、新印象派スーラをはじめ、名だたる絵画はたくさんあるのですが、115点もあるので、私たちは、自分の気になる絵画だけピックアップして、
さささ~っと観賞(笑)
▼コチラは、一番気になってたゴッホの「星降る夜」
ゴッホの絵って、タッチが力強すぎて、私的には見ていて落ち着かない絵が多いんですが(笑)
この絵だけは、静謐で落ち着いた印象で、好みでした。
むしろ、この絵だと、その力強く荒々しい筆使いのおかげで、星の明かりと、水面に広がる街の
ランプの煌めきがチラチラとうごめいてるかのように見えるので、綺麗だなぁ・・・と思いました。
ダークで、静かで美しくて・・・・・見ているうちに、自分の心も凪いでいく。・・・そんな絵でした。
他は、ロートレックの黒いボアの女
や、ギュスターブ・モローの「オルフェウスの首を運ぶトラキアの娘」
ヴィルヘルム・ハンマースホイの「休息」・・・が印象的でした。
それにしても、黒いボアの女の、まるでこちらを値踏みするかのような鋭い視線には、思わず目を奪われますね。・・・また、ギュスターブ・モローの「オルフェウスの首を運ぶトラキアの娘」は、生首を抱えているというグロテスクさを、一瞬忘れてしまうほど、幻想的で美しかったです。
ハンマースホイの「休息」は、うしろ姿が、何か物言いだけなのと、どこか謎めいた影みたいなものが感じられて、すごく惹かれた絵でした。
ところで・・・一緒に行った友達が一番見たかった絵。それは、アンリ・ルソーの絵だったようで、
ここでも長い時間私たちは、佇んでいました。ちなみにこの絵。私にとっても思い出深い一枚。
それは、自分が小学生の頃持っていた「月の狩人~アマゾンで見た私だけの夢~」という本の表紙だったから。残念ながら、ストーリーはあんまり覚えていないのですが、この絵の記憶だけは強烈で、ず~っと覚えていました。「黒魔術」を連想させるような、妖しく美しく神秘的なムードが、漂っています。昔、本で見た絵の実物に出会えるなんて、・・・・・なんだか感慨深い思いがしました!
人生、何が起こるかわかりませんね(笑)
子供の頃の、おぼろげな記憶が、その絵を見た瞬間に、はっきりと蘇りました。
こんな風に、その時は関係ないと思っても、後の自分に影響を与える出来事に
人は、いつの間にか出会ってるものなのかも。
絵もそうですが、それ以上に昨日はいろんなコトを思った一日でした・・・・・。
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